MRワクチン(麻疹風疹ワクチン)

2019/03/04

麻疹の流行の報道もやや下火になっておりますが,MRワクチンによる予防接種にまさる予防法はありません.

2回接種により発症阻止率は上昇し,発症しても軽症で済んだり,他人への感染性も低くなるとされています.

麻疹は発症すると急性期に合併する肺炎等で7割以上が入院加療を要する重症度の高い感染症です.

さらに麻疹ウイルスに感染後、数年から十数年の後に発症することのある晩期合併症・亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis :SSPE)は,治療の進歩により,症状の進行が抑えられたりする例が見られますが,死亡までの期間は平均6年くらいと治癒することはまれな進行性の予後不良疾患でです.

麻疹を発症しないことが最善の策と考えられます.

現在年長さんで,MRワクチン(麻疹風疹ワクチン)の2期(2回目)を未接種の方がおられましたら,

今年度中(今月中)にMR2期の摂取を済ませてください.

診療時間内であれば予約なしで接種は可能ですので母子手帳,予防接種手帳をもってご来院ください.