クーポン券を用いた,風疹抗体検査と予防接種

2019/08/21

風しんの予防接種は現在,予防接種法に基づき公的に行われています.しかし,公的な接種を受ける機会がなかった

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は,抗体保有率が他の世代に比べて低く(約80%)なっています.

これらの方々が昨今の風疹流行の温床となっており,この風疹の流行から,妊婦さんに感染が広がることで,先天性風疹症候群(難聴ほか色んな障害を持つ)のお子さんが発生しております.

この対策として2022年3/31までの3年間に限り,国の施策として風疹抗体検査・予防接種を公費で受けることができるようになっております.

クーポンが届いている方は,ぜひこの機会に検査をお受けください.十分な量の抗体がない方には引き続き予防接種を行います.

ちなみに7月からこの制度での検査,予防接種を開始しておりますが,当院では6名の方に検査を行い2名の方は抗体量が少なく予防接種を行っております.

随時受け付けておりますので診療時間中にお越しください.

1年目(2019年度)のクーポン券送付の対象者は,昭和47年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性です.

1年目にクーポン券が届かない昭和37年4月2日から昭和47年4月1日までの間に生まれた男性については,2年目や3年目に受けていただくか,希望すれば1年目にクーポン券の発行が可能すので,住民票のある市区町村にお問い合わせください.

あと大阪市の施策として先天性風疹症候群予防のための風疹抗体検査を受けることができる制度があります.

対象者は妊娠を希望する女性と,前述の国の施策から外れる,妊娠を希望する女性の配偶者(内縁関係含む)ならびに妊婦の配偶者(内縁関係含む)です.

不明な点はお電話でお問い合わせください.